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精神病にさせられた男性――中国 初の賠償金獲得

2010年10月18日

【新唐人2010年10月19日付ニュース】山東省済南市で最近、妻と精神病院に「精神病患者」にされて、無理やり病院に送られかけた男性が裁判で5000元の慰謝料を獲得。この知らせにネットは沸きました。

報道によると、今年4月、原告が家で休んでいると、済南市のある精神病院の医師4名が入ってきて、原告を病院に搬送しようとしました。
 
中国のポータルサイト「網易」にこのニュースが載ると、書き込みが260件にも達しました。「精神病院が勝手に強制治療できるなら、誰しもが精神病にさせられる恐れがある」
 
中国の別のポータルサイト、騰迅でも書き込みが800件以上に達しました。「このようなことがほかの国で起こったら、賠償は5000元ではすまないだろう」
 
新華網には、「この原告は、法律で汚名を晴らせたが、ほかの精神病にさせられた人は?」との声が載りました。
 
弁護士の葉寧さんによると、アメリカでは、精神病と認定するには厳しい審査が必要です。
 
NY州の弁護士 葉寧
「通常司法機関から精神病院へ送られ、病気の疑いがある人に医学鑑定をします。
通常米国の精神病院には小法廷があり、患者も専門家に頼んで、別の審査を依頼できます。
最後、裁判官は双方の意見を聞き、司法の裁定を下します」
 
現在、中国は地方の精神病院のほか、民政省や公安省にも精神病院があります。陳情者や法輪功学習者が精神病院に送られ、薬物を注射されていることが確認されています。
 
新唐人テレビがお送りしました。
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。

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